2026.07.28

コラム

水稲カメムシ防除はドローンで変わる!7月の斑点米対策と夏場のバッテリー熱対策

「今年もカメムシが大量発生している」「斑点米が出て等級が下がってしまった」――そんな悩みを抱える稲作農家が増えています。7月下旬から8月上旬は水稲のカメムシ防除において最も重要な時期。適切なタイミングで農薬を散布できるかどうかが、今年の収量・品質を大きく左右します。本記事では、農業ドローンを活用した夏の防除作業の進め方、散布適期の見極め方、そして真夏の高温下でバッテリー性能を維持するための実践的な熱対策まで、現場知見を交えて徹底解説します。

カメムシ防除が「7月後半〜8月」に集中する理由

斑点米カメムシ(アカヒゲホソミドリカスミカメ・クモヘリカメムシ等)は、水稲が出穂してから乳熟期(出穂後7〜20日)に穂を吸汁することで斑点米を発生させます。愛知県内の多くの品種では7月下旬〜8月上旬がちょうどこの時期と重なり、防除の遅れが直接的に等級低下・単価下落につながります。

農林水産省の調査では、カメムシによる斑点米の発生は気温の高い年ほど顕著で、2025〜2026年の夏も全国的に高温傾向が続いていることから警戒が必要です(最新情報は農林水産省の公式情報をご確認ください)。

散布のタイミングは「出穂期の確認 → 3〜5日後に第1回、7〜10日後に第2回」が基本。ただし地域や品種によって出穂日はズレるため、ほ場ごとの観察が欠かせません。

農業ドローンが夏の防除に向いている3つの理由

動噴や背負い式散布機に比べ、農業ドローンによる代行散布が夏作業で支持される理由は主に3つあります。

① 作業者の熱中症リスクを大幅軽減

7月〜8月の水田作業は気温35℃を超えることも珍しくなく、防除作業中の熱中症事故が毎年報告されています。ドローンを使えば、オペレーターはほ場の端で操作・監視するだけ。炎天下を何時間も歩く必要がなくなり、安全性が飛躍的に高まります。

② 短時間・均一散布で防除効果が安定

農業用ドローンは10aあたり約10〜15分で散布が完了します。人力では数時間かかる広面積も、朝の涼しい時間帯に効率よく終わらせることが可能。また、設定した飛行ルートと散布量を自動制御するため、散布ムラが少なく、薬剤効果が安定します。

散布方法 10aあたり所要時間 均一性 猛暑時の作業負荷
背負い式動噴 60〜90分 △ ムラが出やすい 非常に高い(熱中症リスク大)
乗用管理機 20〜40分 中程度
農業ドローン 10〜15分 ◎ 自動制御 低い(端で監視のみ)

③ 夜間・早朝の散布も可能(資格・申請が必要)

一等無人航空機操縦士の資格と飛行申請を取得すれば、夜間飛行も可能に。日の出前後の涼しい時間帯に防除を済ませることで、農薬の熱による揮発を抑えつつ、作業者の暑さ対策にもなります。夜間・早朝散布の導入を検討している方は、ドローンキングのスクールで一等資格の取得をご相談ください(詳細は国土交通省の公式情報をご確認ください)。

夏場のバッテリー熱対策:現場での実践ポイント

農業ドローンの運用で真夏に最も注意が必要なのがバッテリーの熱管理です。ドローンキングが全国の散布現場でサポートする中で培った、夏場のバッテリー管理の実践知識をまとめました。

高温がバッテリーに与える影響

リチウムポリマー(LiPo)バッテリーは高温環境で急速に劣化します。炎天下の車内(60℃以上になることも)や直射日光下に放置すると、容量の低下・膨張・最悪の場合は発火リスクもゼロではありません。散布作業を安全に続けるためのルール管理が欠かせません。

現場で実践している熱対策5か条

  1. クールボックス保管:充電済みバッテリーは断熱クールボックスに入れて現場に持参。保冷剤(直接触れさせない)で温度を25℃前後に保つ
  2. 飛行直前まで日陰保管:機体・バッテリーとも直射日光を避け、タープやパラソルを活用
  3. 使用後は15分以上冷ます:着陸直後のバッテリーは熱を持っている。すぐに充電せず、30〜35℃以下になってから充電開始
  4. 充電中も直射日光を避ける:車の陰など風通しの良い場所で充電。充電器もオーバーヒートに注意
  5. バッテリー電圧の確認を徹底:夏場は電圧降下が速い。飛行前に満充電(4.35V/セル前後)を確認し、残量20%を切ったら着陸を優先

ドローンキングの全国各拠点では、夏の繁忙期に向けたバッテリー点検・メンテナンスサービスも提供しています。シーズン前の整備はお早めにご相談ください。

ドローンキングの代行散布サービス:今夏の防除スケジュールを組む

「機械を購入するほどでもないが、今年の防除だけでも任せたい」というご要望に対応するのが、ドローンキングの農薬散布代行サービスです。

全国の散布デモや導入支援の現場では、「初めてドローン散布を依頼したが、品質が格段に上がった」「斑点米の発生率が半減した」という声を多くいただいています。特に7〜8月のカメムシ防除シーズンは予約が集中するため、早めのお申し込みをおすすめしています。

  • 対応エリア:愛知・三重・岐阜・奈良・熊本・鹿児島・沖縄など全国展開中
  • 対応作物:水稲・大豆・麦・野菜など(農薬の適用作物に準じます)
  • 最低散布面積:1ha〜(圃場の分散具合によりご相談ください)
  • 料金:エリア・面積・農薬種別により異なります。まずはお気軽にお問い合わせください

詳しくは運用サービスページまたはお近くの拠点へお問い合わせください。

農業ドローンを自分で使いたい方へ:夏の資格取得もおすすめ

今シーズンの防除は代行に任せながら、秋〜冬に向けて自身でドローンの国家資格を取得するのも賢い選択肢です。愛知県下最大級のスクールを運営するドローンキングでは、一等・二等無人航空機操縦士コースを随時開講。農繁期が落ち着く11月〜3月に集中して受講する方も増えています。

「資格を取って来年から自分で防除したい」「スタッフを有資格者にしたい」という農場・法人の方の相談も歓迎しています。

よくある質問

Q1. カメムシ防除に使える農薬はドローンに対応していますか?
A. ドローン(無人航空機)散布に対応した登録農薬(マジェスティーJA、サルフォキサフロルなど)が複数あります。農薬ラベルに「無人航空機散布」の記載があるものを必ず選んでください。農薬の適用方法については農薬登録情報システム(農林水産省)でご確認ください。

Q2. 夏場に散布する際、農薬の揮発や漂流ドリフトは大丈夫ですか?
A. 高温・強風時の散布はドリフトリスクが高まります。ドローンキングでは、気温・風速・湿度の条件を確認してから作業を開始するプロトコルを設けています。早朝・夕方の涼しい時間帯・弱風時の散布が基本です。

Q3. ドローンのバッテリーが夏にすぐ消耗する気がします。何か対策はありますか?
A. 高温環境では電池内部の化学反応が変化し、飛行時間が短くなることがあります。前述の熱対策5か条を実践し、定期的なバッテリーのセルバランス確認・容量チェックを行ってください。飛行時間が極端に短い場合はバッテリーの交換サインです。ドローンキングのメンテナンスサービスへご相談ください。

Q4. 国家資格がなくても代行散布は依頼できますか?
A. はい。ドローンキングの散布代行サービスをご利用いただく場合、お客様が資格を持っている必要はありません。ドローンキングの有資格オペレーターが対応します。

まとめ:今夏の斑点米対策チェックリスト

  • ✅ 出穂日を確認し、散布適期(出穂3〜10日後)を逃さない
  • ✅ ドローン散布で作業者の熱中症リスクを低減
  • ✅ バッテリーはクールボックス保管・使用後は冷ましてから充電
  • ✅ 早朝・夕方の散布でドリフト・農薬揮発リスクを低減
  • ✅ 今シーズンの代行散布は早めに予約を
  • ✅ 来シーズンに向けた国家資格取得をドローンキングスクールへ相談

農業ドローンの活用で、今年の水稲カメムシ防除を確実・安全に乗り切りましょう。ご不明な点はお気軽にドローンキングへお問い合わせください。

🚁 農業ドローンのことならドローンキングにお任せください

愛知県下最大級ドローンスクール・全国対応・補助金申請サポート

無料相談・お問い合わせスクール詳細を見る